体内でエクオールが作られるかどうかを調べることができる「エクオール検査キッド」。
よく名前を聞くけど、「エクオール検査って本当に意味があるの？必要？」と疑問に思っている方もいるかもしれません。
そこで今回は、エクオール検査は意味がないのかどうかについて解説します。
メリット・デメリットやエクオール検査をした方がいい人も合わせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧下さい。
エクオール検査キットがどこで買えるかは、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
エクオール検査キットはどこで買える？マツキヨやスギ薬局で買える？
エクオール検査は意味ない？メリット・デメリット
結論から言うと、エクオール検査は決して意味がないものではありません。
むしろ自分の体質を知ることで、より効果的な更年期対策を立てることができるでしょう。
エクオール検査のメリット・デメリット
ここからはエクオール検査のメリット・デメリットを解説していきます。
エクオール検査のメリット
まずはメリットを以下にまとめました。
- 自分の体質を明確に知ることができる
- 無駄なく自分に合った対策を見つけることができる
- 食生活を見直すきっかけになる
１つずつ詳しく解説します。
自分の体質を明確に知ることができる
半分近くの人は、いくら大豆製品を食べても体内でエクオールを作ることができません。
検査によって「作れる体質」なのか「作れない体質」なのかがはっきりわかることで、その後の対策の方向性が明確になります。
無駄なく自分に合った対策を見つけることができる
検査結果によって、次のような対策をとることができます。
- 作れる体質の場合：大豆製品を積極的に摂取することで、体内で効率よくエクオールを作り出すことができます。そのためサプリメントを試す必要はなく、費用をかけなくて済みます。
- 作れない体質の場合：エクオールサプリメントが有効な選択肢となります。 自分の体質に合った最適な対策を選ぶことができ、結果的に費用対効果も高まります。また納得して取り組むことができるため、継続しやすくなるでしょう。
食生活を見直すきっかけになる
こちらの検査キットはエクオールだけでなく、その原料となる大豆イソフラボン（ダイゼイン）の摂取量も同時に測定が可能。
これにより大豆製品の摂取が足りているかどうかも分かり、日々の食生活を見直す具体的なきっかけになります。
エクオール検査のデメリット
次にエクオール検査のデメリットをまとめました。
- 費用がかかる
- 結果に時間がかかる場合がある
- 体調や食生活で結果が変わる可能性がある
- 検査結果だけでは解決しない症状もある
１つずつ解説します。
費用がかかる
検査キットの購入に費用がかかります。数千円程度（2,000円台後半〜5,000円台）が目安ですが、一時的な出費となります。
結果に時間がかかる場合がある
郵送型の検査キットの場合、尿を採取してから結果が届くまで数日から数週間かかることがあります。
すぐに結果を知りたい人にとっては、この待ち時間がデメリットになるかもしれません。
最近は、その場で結果が分かるキットも販売されています。
体調や食生活で結果が変わる可能性がある
腸内環境は常に変化しているため、検査時の体調や直前の大豆製品の摂取状況によって結果が変動する可能性があります。
一度の検査結果だけで全てを判断せず、継続的に体調を観察することが大切です。
検査結果だけでは解決しない症状もある
エクオールが更年期症状の緩和に役立つとはいえ、すべての症状がエクオールだけで改善するわけではありません。
検査結果はあくまで1つの参考情報です。症状が重い場合は、医療機関での診断や治療が必要な場合もあります。
エクオール検査は受けた方がいいのはこんな人！
ここまで検査のメリット・デメリットを見てきましたが、全員が「エクオール検査は受けるべき！」ということではありません。
しかし、効果的で納得感のある更年期対策をしたい方にとっては受けるメリットは大きいと言えます。
そこでエクオール検査を受けた方がいい人を以下にまとめました。
- 更年期症状で悩んでいる人
- エクオールサプリメントの摂取を検討している人
- 大豆製品を積極的に摂っているのに、更年期症状が気になる人
- 自分の体質を正確に知りたい人
- 現在のエクオール対策が適切か確認したい人
１つずつ詳しく見ていきましょう。
更年期症状で悩んでいる人
現在ホットフラッシュ（のぼせ・ほてり）、発汗、イライラなど更年期症状に悩んでいる方は検査をおすすめします。
エクオールがこれらの症状緩和に役立つ可能性があるため、エクオールを作れている体質かを知ることは対策の第一歩となります。
エクオールサプリメントの摂取を検討している人
「エクオールが良いと聞くから試してみようかな？」と考えている方は、まず検査を受けることを強くおすすめします。
もし自分でエクオールを作れている体質なら、サプリメントは不要かもしれません。
大豆製品の摂取を増やすだけで十分な場合もあり、無駄な出費を防ぐことができます。
作れていない体質だと分かればサプリメントを始める明確な理由になり、効果を実感しやすい可能性も高まります。
大豆製品を積極的に摂っているのに、更年期症状が気になる人
納豆や豆腐、豆乳などをよく食べているのに症状が改善しないと感じる方。
もしかしたらエクオールを作れていない体質の可能性があります。検査をすることで確認することができます。
自分の体質を正確に知りたい人
「自分はエクオールを作れるのか、作れないのか」という体質そのものに興味がある方。
自分の体質を知ることで、食生活や健康管理への意識が高まります。
現在のエクオール対策が適切か確認したい人
すでにエクオールサプリメントを飲んでいる方。
本当にそれが自分に合っているのか、効果が出ているのか検査を受けることで確認することができます。
まとめ
更年期は、体の変化に戸惑うことも多い時期。
漠然とした不安を抱えるよりも、エクオール検査を通じて自分の体質を理解することは大事なことです。
検査をして納得した上で適切なケアを選択することは、心身の健康を保つ上で非常に大きな意味を持ちます。
メリットとデメリットを比較し、ご自身の状況に合わせてエクオール検査を上手に活用してみて下さい。
